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私が欲しいのは、とことん親切な物理の教科書だ

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私が欲しいのは、とことん親切な物理の教科書だ

私が無謀にも理学部物理学科の大学生だったころ、正直言って授業が本当にわからなかった。

試験1週間前は地獄だった。ほとんど泣きながら専門書を読んだものだ。

そして、内容が高度すぎて当時の私の頭では理解できない部分が多すぎた。

なんとか試験で及第点をとるため、何度も何度も専門書を繰り返し読み、そして過去問の助けを得ることで、ようやくクリアしたといっていい。

成績は悪くなかったが、過去問がなければ厳しい結果だったかもしれない。
過去問が出回っているのは教授も承知の上だっただろう。

普通に毎年違う傾向の問題を出していたらまともに点を取れる学生が少ないのはほぼわかっていたんじゃないか?

そしてそれは私だけではない。おそらく、一部の出来るヤツをのぞいてほとんどの同級生は似たようなものだったのだ。

あるとき、量子力学の試験の過去5年分くらいの問題を手に入れてみると、ほとんど傾向が変わっていないことに気が付いた。

これは楽勝!と思い、過去問を中心に学習を進めて、ほぼ満点をとれるようになっていた。

自信満々で臨んだ本番の試験の時、配られた問題をみてあちこちから悲鳴が上がったのを今でもよく覚えている。

全く傾向の違う問題に、この年から変更になっていたのだ。

それは似ても似つかないものだった。

私は何とか単位をもらうことができたが、この関門である量子力学の単位を落としたヤツが続出し、次年度に大量の再履修生が出たことはいうまでもない。

これは余談だが、その時の同級生に、高校ですでに量子力学を終えていたツワモノがいたのを覚えている。
しかし、彼のようなやつばかりじゃないのだ。


大学の物理学は数学ができなければまったく話にならない
今これを読んでいて、将来物理学科へ行こうとしている君。今から数学をとことんきわめなさい。算数ではなく・・・数学を。

田舎の地元ではかなり知られた進学校(高校)に通っていた私の受けた数学(算数)の授業を思い出すことも多いのだが、特に物理に重要な微積に関して、きっと先生もよくわかっていなかったんじゃないだろうかと今でも本気で思っている。

一番大事な、なぜ?ということはほとんど何も説明もせず、「こういうもの」だということで済ませ、犬の調教のごとく問題を解かせ解法を暗記させられた、という気しか今でもしていない。

しかし、物理学で現象を考え、式を自らたて・・・という作業において重要なことは公式を暗記することでは断じてなくそれらの意味だ。これは数学も同じはずだ。

私が知りたかったのは数学する心・哲学、感動できる数学だ。
当時の私が高校で受けたのは算数教育だった。

世には立派な数学教師もいたはずだが、不幸にも私は出会うことができなかった、ということか。こう考えると、人生で一番大事なのは出会いかもしれない。

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話を大学に戻すと・・・大学の専門書で数式が変形されているとき、たった一行変わるだけで、なぜそうなるのかわからず暗澹たる気持ちになったことも一度や二度ではない。

「これくらいはわかるでしょ」ということなのか、説明が省略されているということなのだが、そのたった一行分の式変形を自ら納得するまで1時間もかかっていた当時の私にしてみれば、もっと親切な教科書を書いてくれないものか?といつも思っていた。

数学ができないということは、翼をもがれたビーナスと同じだ。

同じく、高校生についても、彼らにしてみれば物理の教科書が難しすぎるのではないか?と感じることも多々ある。

たとえば、作用反作用。

これは物理の教科書の最初のほうに出てくるから、間違いなく基礎なのだが、基礎だからと言って簡単ということと同値ではない。

むしろ、作用反作用の概念などは大学の教授でさえも間違って理解しているような、かなり高度な概念なのである。

それを高校物理では、本当にさらっと、書・い・て・あ・る・のだ。

これで何人の高校生がつまづいているだろうか?

そんなこと適当に済ませて解法を暗記しろ・・・という人もいるだろうが、それは断じて物理ではない。第一そんなことをして楽しいはずがないではないか。

私は、こういう事柄につまづくほうがむしろまともで理学に向いていると信じている。
これを気にせず読み飛ばしていける人は理学には向いていない。

あるいは、本当に出来るヤツ・天才はそんなことはすぐに理解してすすめることができるのだろうが、大多数は普通の人である。

私が書いてみたいのは、こういった疑問にもとことん向き合ってくれる、式変形もとことん親切にやってくれる、とことん親切な教科書だ。

スマートじゃないかもしれない。冗長と言われてもかまわない。

なんとか、「とことん親切」な記事を書いてみたい。

そして、私自身、大学のときの勉強をもう一度やり直してみたい。

そして、いつかブログに「とことん親切」に解説してみたいと思ってる。

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