高圧電線にとまっている鳥はなぜヤキトリにならないか?

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高圧電線によく鳥が止まっていますが、あれってよく死なないな?なんて思ったことはありませんか?
高圧電線には数十万ボルト以上!もの高圧電流が流れているのです。

私たちも、ぶら下がっても大丈夫なんでしょうか?
この記事では、そんなあなたの疑問に答えます。

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高圧送電線

発電所で発電した電気の送電は電流量 $I$ を下げてやることでその損失を抑えることができます。
それは $P=I^2R$ より、$I$ の二乗に比例して損失が大きくなるためです。

そこで、この電流を小さくするために送電の電圧を上げてやります。
なぜか ?、 $P=IV$ の式で考えましょう。
発電所で発電された電気の電流 $I$ を小さくするためには電圧 $V$ を大きくすることが必要だからです。

一般家庭で利用している電圧($100 \:V\:\: 200 \:V$)から見れば、よく見る高圧送電線は数十万ボルト以上というとてつもない高圧で送電しています。送電線はなぜ高電圧にするか?

これに触れると感電してしまい、ただではすまないと思うのが普通ですね。
しかし、すずめやカラスなどの鳥たちはなんと、高圧送電線にも普通に止まっているではありませんか。

問題
彼らはいったいなぜ感電してヤキトリにならないのでしょうか。

  1. もともと電気に強い
  2. 実は電線に電流が流れていないところを選んでいる
  3. 鳥には電流がながれないようになっている
  4. その他

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答え

確かに電線には高圧電流が流れていますが、鳥にはほとんど電流は流れません。
理由は、図にあるように電線に止まる鳥と電線で並列回路を作っていると考えるとわかりやすいでしょう。

鳥が止まっている場合、足の間にある電線の抵抗は小さく、それに比して鳥の抵抗は非常に大きいと考えられます。
したがって、電流は抵抗の小さいほう(電線)に主に流れます。
そのため、鳥にはほとんど電流が流れないのです(ほぼ0とみなせます)。

しかし、鳥が地面や鉄塔と触れてしまうと話は違ってきます。
この場合は大きな電位差が生じるので、鳥に大電流が流れて感電してしまいます。

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