熱力学は精密な分野といわれています。
皆さんのイメージはどうでしょうか?
熱・・・といわれてなんとなくアバウトな感じがしませんか?
ここでは、熱力学についてその基礎から丁寧に解説をしていきます。
熱力学第一法則
熱力学第一法則はエネルギー保存の法則と同じです。
高校では気体の単元で出てくることになりますが、本質的には宇宙を支配するエネルギー保存則の一表現形式です。
第1種永久機関はこの熱力学第一法則に反しているため実現は不可能とされているのです。
モル比熱
モル比熱と聞いて、寒気がする人もいるのではないですか?
なんとなく、難しい・・・というイメージを受けますが、実態は化学で勉強したモルと、物理基礎で勉強した比熱を組み合わせただけです。
その意味はただの比熱と変わりません。
普通、比熱といえば 1 g あたり 1 K 温度を変化させるための熱量 J のことですよね。
モル比熱はその 1 g あたりのところを、1 mol としただけのものです。
すなわち、 1 mol あたり 1 K 温度を変化させるための熱量 J のこと、というだけなのです。
ちょっとは気が楽になりませんでしたか?
以下の動画で詳しく説明しているので参考にしていただけるとうれしいです。
熱効率
熱効率はただの比率です。
その意味するところは、(もらったエネルギー)で(有効に使ったエネルギー)を割っただけのものです。
だから必ず熱効率は 0 以上 1 未満です。
熱力学第二法則により熱効率 1 はありえないことになっています。
その基本について以下解説しています。
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